
保険とは?
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偶然な出来事による経済上の必要な、統計的基礎で算出される保険料を前もって出しあった共通の資金を作り、事故発生により経済的不利益を被った者が保険金を受けとる制度です。
保険の萌芽
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損害保険の始まりについては、様々な説があります。特に有力なのが、紀元前300年頃に、古代ギリシャの海上で誕生したというもの。当時の海上輸送は、海賊の襲来や嵐の直撃など、予期せぬ危険と隣り合わせでした。
遭遇した場合には、船と乗組員を守るために、やむなく積荷を海に捨てることも多かったといいます。そこで生まれたのが「船主と荷主の双方が、損害を負担する」という習慣。これはどちらか一方だけが被害をこうむることがないように考案された、助け合いの知恵だったのです。
海上保険の誕生と発展
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近代的保険が海上保険から始まるということは通説となっていますが、海上保険がいつどこで始まったかについては諸説があります。しかし、今日では海上保険の前身は冒険貸借(Bottomry:船舶または船舶と積荷を対象、Respondentia:積荷のみを対象)であるとの説が有力です。この冒険貸借は、船舶と積荷を担保とする金銭消費貸借であり、担保物が海難事故にあって全損となった場合には、債務を免かれるという条件付債務であるため、航海が無事に終わった場合の元金に対する利息は、1航海につき24%~36%の高利であったと言われます。
14世紀初頭ピサ、フィレンツェ、ジェノヴァ、ヴェネツィアなど北部イタリアの諸都市で始まり、14世紀中頃から後半にかけてほぼ現代と同様な形に整えられたと言われます。ちなみに、現存する世界最古の海上保険証券は1379年にピサで契約されたものです。北部イタリアの諸都市を起点とする貿易ルートのうち最も盛んであったバルセロナには早い時期に伝わり、1435年には世界最古の海上保険法典といわれるバルセロナ法令が生まれました。その後しだいに近隣諸国へと伝わり、16世紀にはフランドル地方が海上保険の中心地となりました。
火災保険の誕生
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火災保険誕生のきっかけとなったのが、1666年にロンドンで発生した大火事。パン屋のかまどから燃え広がった火が、ロンドン市内の約8割以上の建物を、燃やし尽くしてしまいました。被災したロンドンの復興が進む中で、火災保険の仕組みが確立され、急激に普及していきました。大火の翌年には、医師のニコラス · バーボンが、世界初の火災保険引受会社「ファイアー · オフィス」を設立しました。損害への補償方法は、現在のような金銭によるものではなく、建築業者による再建 · 復旧であったようです。
東京海上日動の歴史
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1879年8月1日、東京海上保険会社の創立以来、東京海上グループは100年以上にわたる歴史を保険業界の中で刻んできました。2004年10月1日、東京海上と日動火災の両社が合併し、東京海上日動となり、現在に至るまで、業界のリーディング · カンパニーとして活動を続けています。2019年3月31日現在までは世界45の国と地域に拠点を有し、世界トップクラスの事業をグローバルに展開しております。東京海上日動を中核企業とする東京海上ホールディングスは連年世界企業ランキング500(Fortune Global 500)入りの成績を果たしています。
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